まぶた

読書記録

森博嗣「スカイ・クロラ」

世の中のほとんどの差は、直接か間接かの違いなのだ

言葉の方が、人よりも一瞬だけ早く死ぬ

生きている、という不自由さ

北極探検隊のソリに縛られた荷物くらい気が利かない

自分のものは、何も壊せなくなる

理解しようとすること自体、理解していない証拠

生と死の秘密の関係

生きていることを確かめたかったら、死と比較するしかない

明滅

煙草がまだ半分ほど残っていた。人生と同じで、途中で踏み潰すわけにはいかない

草薙水素博物館

誰の人生でもないんじゃないかな

自分の責任だと考えることが、一番楽なのだ

昨夜、僕が眠れなかったのも、きっと、昨日と今日を滑らかにつなぐためなのだろう。

ずっと、ぼうっとしていてくれたら、どんなに素敵だろう

酒のないパーティなんて、ゾンビの誕生日会みたいなもんだ

僕のボールが「ただいま」も言わずに戻ってきた

ジグソーパズルみたいに、我慢のならない存在、あるいは堪らない魅力なのだろう

人に理解されることほど、気色の悪いことはない

自分で勝ち取ったものなどありはしない


2016/01/21
#すきなことば