まぶた

読書記録

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

ヒップホップは聴くな痴漢は死ね黄金のまどろみたいへんよくできました2016/05/11#すきなことば

伊坂幸太郎「砂漠」

練馬を馬鹿にしてるのかよ幻想的かもしれない涯てがないなんてことは、まるでない国道使えよオモイノタケ結構なら、結構じゃないかいるとか、いないとか民事訴訟法の専門家相手に闘えるわけもない 「金曜日、鳥井の誕生日なんだっけ」「そうそう、中学校の時…

東野圭吾「変身」

どこに出しても恥ずかしくないぐらいの重傷二十六改めて見損なったぜ2016/03/19#すきなことば

伊坂幸太郎「死神の精度」

私は、人間の死についてさほど興味がない人の死には意味がなく、価値もない 「見にくくはない」人間というのはいつだって、自分が死ぬことを棚に上げている無我夢中なのか五里霧中なのかやぶさかではない微妙な嘘は、ほとんど誤りに近い人が生きているうちの…

伊坂幸太郎「残り全部バケーション」

距離感なんだよ、人生は俺たちは刻んでるんだよ自分探し?探さないですよ。俺、ここにいますから残り全部バケーション明日からは全部バケーションシンフォニーなんてねえよ税金で渋滞作ってるだけじゃねえか風船がスナック菓子食べてるような奴だったヒット…

岩井俊二「ウォーレスの人魚」

科学なんて海に転がってるコカコーラの缶を何だろうとタコが足で触ってみるぐらいのことさ2016/03/19#すきなことば

伊坂幸太郎「あるキング」

野原で、球を投げてガラスを割ることから、「野球」と言う世の中の仕事を有意義な順番に並べていったら、まあ、後ろから五十番くらいには入るような仕事内容だよな人は死ぬまでは不死身だ2016/03/15#すきなことば

伊坂幸太郎「ジャイロスコープ」

本当っすかそれだけ鍵が関係してるなら、鍵屋の仕業だと思いますよ情報を保護するどころか晒すことのほうがむいている俺の自業自得は、おまえの自業自得でもある鉄板結果オーライの申し子2016/03/01#すきなことば

伊坂幸太郎「終末のフール」

「あれは選択の権利が、冨士夫君になかったんだよ」死ぬくらいなら死んだほうがマシだ食後はオセロに限る虫みたいだし曖昧模糊とした幸福感ジムの事務の人絶望するのにももう飽きた少年よ、これが詭弁だキャッシュディスペンサーの音声なみにしか、心がこも…

川村元気「世界から猫が消えたなら」

世の猫たちと同じく、うちの猫も紙系には目がないキャベツフーカフーカ世界が変わるような気がしていた人生は近くで見ると悲劇だけれど、遠くから見れば喜劇だ死と生は等価であるあるべき未来への後悔寝子自由は、不安を伴う世界に何かが存在する理由はあっ…

森博嗣「スカイ・クロラ」

世の中のほとんどの差は、直接か間接かの違いなのだ言葉の方が、人よりも一瞬だけ早く死ぬ生きている、という不自由さ北極探検隊のソリに縛られた荷物くらい気が利かない自分のものは、何も壊せなくなる理解しようとすること自体、理解していない証拠生と死…

伊坂幸太郎「チルドレン」

時間は金ってことは、金を預かるのが銀行なんだから、ここには時間だってあるんじゃないか。人質1ダース人質としての作法声なんて温度でしかないよ音というのは川の中で魚を拾うようなものなんだよ好きな子からもらって、喜んで開けたら、みんながもらってい…